●088 加藤清正公の歌 かとうきよまさこうのうた 〇ちいさいときからげんきがよくて

 表題:加藤清正公の歌
 読み:かとうきよまさこうのうた

 収録:(A)加藤清正公 三百年祭紀念唱歌 音樂研究會編 學海指針社 1909(M.42).2.17=初 ◎Copy=(K7)

 記譜:単声(伴奏なし) ニ長調 2/4 ※数字譜

 インチピット:ドドレ|ミミレミ|ソソミド|レミレ

 曲:犬童信蔵
 詞:犬童信蔵


[詞] ※「加藤清正公」=数字譜!より

1.小さい時から元氣がよくて 戰ごっこや駆けくらしても
  本を讀んでも仲間の者に 負けぬ加藤の清正公よ
2.命からだは何でもないと 君に仕へる忠義の心
  時の人では外には居ない えらい加藤の清正公よ
3.遠い朝鮮すみずみまでも 其名響いた鬼将軍の
  聲を聞いたら泣く子もだまる 恐い加藤の清正公よ
4.おらんかいでは馬から下りて 雲のむかうのお山を眺め
  うちが遠いと涙を流す やさしい加藤の清正公よ
5.人を喰べたる大荒虎を たつた一と突き三又槍で
  突いてかたきをとつたる人は 強い加藤の清正公よ
6.名古屋大阪熊本城と 天下三つの名高い城は
  誰れが築(つ)いたと尋ねて見れば やはり加藤の清正公よ
7.土地を拓(ひら)いて川水引いた そんなおかげで田がよく出來て
  肥後のお米と評判させた えらい加藤の清正公よ
8.太鼓たゝいてお珠數ををもって からだ丈夫に仕合(しあはせ)あれと
  近い人やら遠くの人が 参る加藤の清正公よ
9.名さえ綺麗な錦の山に えらいお方よ軍(いくさ)の~と
  あがめ祭っていついつまでも 拝む加藤の清正公よ


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